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年会費の安い流通系力ード



クレジットカードの年会費は、一般的には1250円(税別)である。
月額に直せば約100円である。
これをタバコ代やストッキング代より安いと思うかどうかが、年会費に対するカード利用者の意識の分かれ目である。


ドケチを自称するNさんがもっているのは、年会費が無料の流通系クレジットカードである。
現在のところ年会費無料であるクレジットカードは、セゾンカード(VISA/MasterCard/JCBと提携。以下同)、東武カード(VISA/MasterCard/JCB)、ジャスコカード(VISA/MasterCard/JCB)などである。


また、OMCカード(VISA/MasterCard/JCB)や東急TOPカード(VISA/MasterCard)は無料ではないが、年会費は1000円と他のクレジットカードより割安となっている。


流通系クレジットカードの年会費無料は、販売促進策の一つとなっており、消費者が系列店舗でカードを利用して買い物をしてくれれば、年会費が無料でも十分やっていけるという判断である。
つまり物品販売店舗をもっているということが強みとなっている。


しかし、他のクレジットカードであっても、カード会員情報誌に掲載した商品や情報サービスなどの通信販売を一つの店舗と考えるならば、そこで買い物をしてくれれば、物品販売手数料などが入るし、さらに請求書をEメールにして郵送コストを削減するなどで、カード年会費くらいは捻出できるのではないだろうか。


ただ、年会費が無料ということでカードを所有してもらっても、一度も使われない休眠(スリーピング)カードとなってしまったのでは意味がない。
カード各社は知恵を競い合って、カードの利用特典を付加することでカードホルダーの利用促進を図っているのである。


たとえばセゾンカードは年に数回、西武百貨店や西友での5~30%割引セールに招待したり、東武カードは、東武池袋店での買い物を3%割引にしたり、優待セールに招待したりしている。
ジャスコカードも、年二回ジャスコ店舗での割引セールに招待するといった特典をつけている。
OMCカードは、コンビニのローソンでも利用でき、東急TOPカードは東急系列店で3~5%割引、その他の加盟店でも3~30%割引で利用できるという特典がついている。


流通系クレジットカードのカード発行枚数は銀行系カードの9228万枚に次ぎ6871万枚で、信販系カードの6179万枚、メーカー系カードの923万枚を上回っている(2002年3月末)。
その理由としては、「系列店舗での優待割引」という特典サービス面で大きな目玉があること、系列企業以外との提携カード拡大が効を奏したことなどがあげられる。